【フケはなぜ出るの?】上越市毛髪診断士のいる美容室
2022/01/29
頭皮のトラブルの中でも、皆さんご存知のフケについてご説明します。
なんかフケがある人って不潔そう。。。
フケ出てるけど頭しっかり洗ってるの?。。。
など、フケのイメージは正直あまり良くないですよね。
フケ=不潔、頭皮が汚れてる。みたいなイメージを抱く方も意外といらっしゃるかもしれませんんが、フケにも様々な原因があり、単純にシャンプーが足りないとういうわけではないのです。
今回はフケのメカニズムをご紹介しますので、是非お役立て下さい。
フケの原因はターンオーバーの乱れ
人間の肌にはターンオーバーがと言うものあり、一定の周期で肌は新しく生まれ変わって行きます。
頭皮にも同じ様にターンオーバーがあり、頭皮の皮は約1ヶ月半で新しく生まれかわります。
しかし、頭皮が何かしらの原因で炎症を起こした場合、このターンオーバーが乱れ周期が短くなってしまいます。
そうすると、まだ剥がれ落ちるはずではない細胞が、塊となって剥がれ落ちてしまい、目に見える大きさになったものがフケのメカニズムです。
直接の原因は頭皮の炎症が関係しているので、炎症の種類によって適切な対処をすることが重要です。
炎症の種類にはいくつかありますので、それぞれ説明します。
1つは乾燥性皮膚炎です。
この炎症は名前の通り、頭皮の乾燥が原因で起こります。
もともと乾燥しやすい体質の人がなったり、シャンプーの洗浄力が強すぎて、頭皮の油分を取りすぎてしままう場合や、シャンプーの回数が多かったりなどが原因で起こることが考えられます。
頭皮の乾燥を食い止め、保湿を意識すると改善できます。
2つ目は脂漏性皮膚炎です。
こちらは乾燥性と反対で、皮脂が多い場合に起こる炎症です。
皮脂が過剰になると頭皮の細菌が繁殖してしまい、炎症の原因になります。
この場合は過剰な皮脂を抑えることや、細菌自体を抑制してくれるシャンプーを使うことで改善できます。
3つ目の炎症は接触性皮膚炎です。
これは頭皮に合わない物質が直接触れることで起こるアレルギー反応の一種です。
頭皮に合わないシャンプーやリンス、トリートメント類を使ったことで起こることがほとんどです。
4つ目はアトピー性皮膚炎です。
アレルギー体質だったり、もともとのバリヤ機能が弱い人に起こりやすいです。
続いてそれぞれの具体的な改善方法を紹介します。
乾燥性皮膚炎の場合はとにかく頭皮を乾燥させないことが大切なので、洗浄力の弱いシャンプーを使ったり、1日に何度もシャンプーをしている人は回数を減らしたりといった対処が必要です。
または頭皮用のローションなどを使用し、シャンプー後の頭皮を保湿してあげることも効果的です。
白く粉っぽく乾いたフケのは乾燥性の可能性が高いので、頭皮の保湿を意識してみて下さい。
脂漏性皮膚炎の場合は黄色くベタつきのあるフケが出流の特徴です。
皮脂の過剰な分泌が原因ですので、洗浄力の強いシャンプーを使うと改善されやすいです。
さっぱり系のシャンプーなど。また、皮脂が増えることで頭皮の常在菌の動きが活発になることが原因なので、常在菌の活動を抑制する成分が入ったシャンプーも有効です。
アトピー性皮膚炎の場合はもともとバリア機能が弱いことで起こるので、植物由来の物や低刺激の商品がおすすめです。
接触性皮膚炎の場合は体質に合わない物を使うと起こるので、痒みなどを感じたら使用を控えるといった対策がいいと思います。
フケには様々な原因がありまして、正しい対策をしないといつまでも治らなかったり、かえって悪化してしまうこともありますので、十分お気をつけ下さい。
まとめ
フケは頭皮のターンオーバーの乱れで出る。
原因は頭皮の炎症で、乾燥性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などが考えられる。
乾燥性には頭皮の保湿する。脂漏性は皮脂を抑え細菌の活動を抑制する。接触性皮膚炎は肌に合わなそうな物は使用を控える。アトピー性の場合は低刺激の商品を使う。
フケが出るのは炎症のサインだったり、脂漏性皮膚炎はAGAの初期症状の場合もあるので、何事も早めの対策をとることをおすすめします。
頭皮のトラブルもあなどれませんので、心配事や、違和感がありましたらなんでもご相談ください^ - ^
最後まで読んで頂きありがとうございました。